秋の暮れと春の宵

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    我は我、彼は彼なり、秋の暮れ

     

     

     

    我は彼、彼は我なり、春の宵

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    なんの禅問答ですか

     

     

    という感じですが

     

    これは

     

    村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」に

     

    出てくる

     

    神がかりで一風変わった老人の言葉

     

     

     

     

     

     

    「法律というのは、要するにだな、地上界の事象を司るもんだ。

     

    は陰であり、陽は陽であるという世界だ。

     

    我は我であり、彼は彼であるという世界だ。

     

    <我は我、彼は彼なり、秋の暮れ>

     

    しかし、あんたはそこに属してはおらん。

     

    あんたが属しているのは、その上か下の世界だ。」

     

     

     

     

     

    「どちらがいいどちらが悪いという種類のものではない。

     

    流れに逆らうことなく、上に行くべきは上に行き、

     

    下に行くべきは下に行く。

     

    上に行くべきときには、いちばん高い塔をみつけて

     

    そのてっぺんに登ればよろしい。

     

    下に行くべきときには、いちばん深い井戸を見つけて

     

    その底に下りればよろしい。

     

    流れのないときには、じっとしておればよろしい。

     

    流れにさからえばすべては涸れる。

     

    すべてが涸れればこの世は闇だ。

     

    <我は彼、彼は我なり、春の宵>

     

    我を捨てるときに、我はある。」

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


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